今年植える品種の紹介。
今年は、『朝日米(旭米)』 『いのちの壱(龍の瞳)』 『亀の尾』 『滋賀羽二重糯』 『次世代の夢』 『ハツシモ』 『ミズホチカラ』 『豊コシヒカリ』 の全8品種を植えます。

本日、7回目は、『ミズホチカラ』の紹介です。
えっ?聞いたこと無い?
そう。この品種は、そのまま食べるお米ではなく、家畜の餌にしたり、米粉にしたりするための専用品種なんです。
今年初めて植えるのですが、とにかく樹が丈夫な為、いくら肥料を沢山やっても、こけてしまう事はないそうです。その分、多収に挑戦出来るという訳です。
おなじような品種はいくつかあり、『モミロマン』や『タカナリ』等も有名です。
これらの品種をまとめて、新規需要米といいます。農家の皆さんは、戸別保障の説明会のパンフレットに載っていると思いますので、見てみてくださいね。実際に必要としている畜産農家さんやパン屋さんとの契約が必要ですが、こういった品種を植える事で、稲を植えても、減反したのと同じ扱いになります。今まで、転作で麦や大豆を植えたくても、水はけが悪かったり、機械がなかったりで取り組めなかった農家さんには、普通のお米と同じ機械で出来て、ノウハウも大体同じなので、より減反に取り組みやすくなったわけです。
又、水田利活用自給力向上事業で、新規需要米の取り組みには、1反(約1000平米)あたり8万円の補助金があります。近年、世界的な穀物需要の増加により、穀物の価格が上昇しており、このままでは、畜産農家さんが大変ですので、国が、国内で農家に飼料を生産させることにより、畜産農家さんを少しでも手助けしていき、同時に米の過剰生産を引き締めていこうという政策です。
と言うことは、今まで、環境や安全・安心に配慮した化学肥料や農薬・除草剤に頼らない農家に対し何の手助けもありませんでした(リスクは全部自分持ちでした)が、この制度を上手く利用させてもらうことにより、より果敢に無農薬栽培等に取り組めるようになったわけです。
今まで、リスクを恐れて、無化学肥料・無農薬栽培に、挑戦出来なかった人達に、是非、この制度を上手く利用して、果敢に挑戦して戴きたいと思っています。近年、肥料も高騰しており、今のままの農業を継続していたのでは、この国の農業に未来はありません。何処のJAかは言いませんが、JAが言う、口先だけの安心・安全ではなく、本当に消費者が求めている、より良い農産物を作っていこうではありませんか。いつの時代も国が安全といった農薬等が悪いと判るのは後の事です。判ってからでは遅いのです。そろそろ、農薬という名の殺虫剤をまき、農産物以外は皆殺ししてしまうような農業は止めて、農業者一人一人が消費者の方を向き、そして、後継者たちに農業をやりなさい。やりがいもあるし、自然と触れ合うのは面白いよと自信を持って薦められるような農業を国を挙げて目指して行けたらいいなと思います。
いつものように話がそれちゃいましたが、以下、ネットや雑誌現代農業からの情報です。
『米粉・飼料用米専用品種』ミズホチカラ (地方番号 西海203号)
●育成開始年: 昭和62年 ●配布開始年: 平成4年
●育成権者: 農業・食品産業技術総合研究機構
●育成地: 福岡県 九州農業試験場 (現:農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター、筑後水田作研究拠点 福岡県筑後市和泉)
●交配組合わせ: 奥羽326号 / (水原258号/台農67) F6 長
●栽培特性・耐病性など:
育成地(福岡県筑後市)における、超多収の水稲・粳種である。暖地では『中生の晩』、耐倒伏性は『極強』である。直播栽培にも向き、病害虫にも強いため無農薬栽培にも向く。
●粒形・粒重・外観品質・収量性など:
飼料米のモミロマンと同じく収量は超多収で、反1tの収穫も夢ではない。
米粉パンにすると、膨らみがよく、腰折れが少ないなど優れた特性を示す。
●適地など:
原産地は福岡県で超多収米。九州平坦部の普通期作(6月植え)地帯および関東以西の平坦部の早植え(5月植え地帯)
今年植える品種の紹介も、いよいよ次回で最終回。明日は『豊コシヒカリ』を紹介します。