2010年米づくりの最近のブログ記事

2010年度 新米予約受付開始致しました

お米・もち米(玄米)
朝日米・亀の尾・滋賀羽二重もち・次世代の夢・ハツシモ・豊コシヒカリ
 県認証エコ100のみ取得しています(JAS有機は申請していません)
 
化学農薬・除草剤・化学肥料・家畜系堆肥不使用
 5kg= 4500円
10kg= 8500円
30kg=24000円

特別なお米(白米のみ)
 龍の瞳(いのちの壱)
 県認証エコ100のみ取得しています(JAS有機は申請していません)
 化学農薬・除草剤・化学肥料・家畜系堆肥不使用
 5kg= 6000円
10kg=11500円
30kg=33000円


全国一律送料無料です。
10月中旬より順次、収穫後、発送させていただきます。
各品種とも数に限りがございますので、売り切れの際は、ご了承くださいませ。

全国一律送料無料です。
10月中旬より順次発送させていただきます。
各品種とも数に限りがございますので、売り切れの際は、ご了承くださいませ。

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お米の花

今朝お米の花を撮ってきました!

朝早い時間だけ、お米のやくが開いて、おしべとめしべが顔を出します。

これは豊コシヒカリの開花。

kome-hana.jpg
お米から白いものがピンピン顔を出しています。これが、おしべです。

今の一瞬しか見られないお米の花。近くで見ると、光にあたってとても綺麗です。


ただ・・・

・・・小さい頃から身近に田んぼがある人は、今時期お米の稲花粉症の方もいるんです。


2010年、田植え真っ盛り−苗編

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軽トラで田んぼまで運んできた、苗、
うちの苗の作り方は、特別です。ポット育苗って言います。
1つ1つがミニのポット形状をしていて、その中に種モミをまいて、育てます。

ちなみに、↓こちらが普通の育苗に使う、普通の育苗箱から取り出した苗。
futuunonae.jpg
普通は一面平たいところに土をひき、種をばら撒いて育てるので、こんな感じで根っこもがんじがらめになりますし、なにより1本1本の苗同士が競合して細〜い苗になります。
こうすると、撒く効率はいいのですが、出来る苗がひょろっとしたものになります。

稲でも、野菜でも苗半作とか、苗七分作とか昔からいわれており、生育初期の苗の時点でいかに力強い、病気にも強い、活性の高い苗をつくりかで、その後の運命が決まってきます。
3つ子の魂100までと同じですね!

一方、ポット育苗の苗はこちら。
potnae-toume.jpg

根っこを拡大すると↓
potnae-ne-chikai.jpg
とにかく、ポット育苗で育てた苗は、茎が太い!あと、根っこもしっかりしているし根鉢(ねっこが鉢のようになってること)ができていて、他の苗との競合が無いためにすでにぐんぐん育っています。

こうしてスタートダッシュで何歩も前に出ます。(by 店長)

つづく







除草その2!

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さあ、チェーンを下げてスタート!

chain-2.jpg
ガンガン進んでいきます!

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進んでいくと土の表面がチェーンによって削られ、にごってきます。右半分がにごっているのが解ると思います。

10jyosou-7.jpg
通った後には、こんな感じで、広葉雑草(双葉のもの)、針葉雑草(ヒエなど1本葉のもの)が根っこをすくわれて浮いてきます。

10jyosou-8.jpg
抜けた草はこんな感じ。
1週間前に植えた稲の苗のほうは、すでに活着(根がしっかりはっていること)して踏ん張っているので、後からはえてきた、根の浅い雑草のみ、チェーンで掘り起こされて浮いてくるんです。

こんな調子で、全ての田んぼの除草をしていきます。除草剤は使いたくないですから。

動画で見るとこんな感じ↓
一回いくごとに、後ろのチェーンを持ち上げてふるって、草や稲ワラくずをふるい落としてから次に進みます。(by店長)




今日は除草作業!

今日も爽快、空が綺麗です!
10jyosou-1.jpg
さて、連日大活躍の軽トラです。
上に積んでいるのは、鉄パイプにチェーンを短冊状にひっつけた、オリジナル除草機です。

※慣行栽培(普通の、農薬を使ったりする栽培方法)の場合は、田植え後に除草剤を散布します。田んぼの土の表面にはこの時期、白い除草剤の粒が落ちているのがわかります。

しかーし!人間が食べる稲に、いくら生育期間が長く、秋まであるからといって、いまこの時期、田んぼの虫たちを殺してしまう除草剤を撒くのはとても抵抗がありますし、撒いた除草剤は当然稲も吸い上げられますので、そんなことしたくありません。又、多くの除草剤や農薬に含まれているネオニコチノイドという物質がミツバチの現象に関係しているという記事を最近良く目にします。美味しんぼ作者の雁屋哲さんも記事を書いていらっしゃいます。
実際、ユアブランドの周りの皆さんも、数年前からミツバチが異様に少なく、イチゴや果樹が受粉せず実がつかないと口々に言っています。
いつの時代も、安全と言われた農薬が悪かったと判るのは後でのこと・・・使用しなければ安心出来ますよね。

もし、あなたがこだわりの米買っていらっしゃるなら、その生産者もしくは販売者の方へ「除草剤つかってますか?」と聞いてみてください。ほとんどの方が除草剤を使っていると思います。

もし使っていなかったとしたら、その方は本物です。

と、いうわけで、ユアブランドでは、草を「抜く」んです!

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今日もTさんの助手で梅ちゃん登場!連日の田植えで筋肉痛です(泣)

10jyosou-3.jpg
ジャーン!田植え機の後ろを取り外して、鉄パイプとチェーンを短冊にした、除草機です。

これを田んぼの中で引っ張っていって、草を根こそぎ一網打尽だ!

こんな強引なやり方で除草ができるのか?!せっかく植えた苗ごと抜かれてしまうんでは!?


続きは次回!(by店長)



2010年、田植え開始!

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苗代から苗箱をはがして運んでくる、助っ人梅ちゃん

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苗箱をはがします。ポット苗なので、ポットの下から強靭な根っこがでて土にからんでいるので、メリメリメリ・・・とはがしていきます。これがなかなかはがれない!
ポット育苗という特別な方法で育てている為、1つ1つの苗が強靭に育っています。

nekiri.jpg
メリメリと根っこを切りながら苗箱を起こしていきます。写真を撮るため、指先でつまんでいますが、両手でもって思い切り上に引っ張らないと土から分離してくれません。

naehakobi-keitora.jpg
軽トラにつんで、さあ田んぼへ出発だ!(by店長)

緑肥の刈り込み

kusakari-2.jpg

菜の花とヘアリーベッチも、秋に種をまけば、無肥料でも、春にはこんなに育ちます。3〜4月にかけて菜の花が満開になり、先日ヘアリーベッチが満開を迎えましたので、そろそろ土に返してやる時期です。

まずは、フレールモアという草刈り機をトラクターの後ろに付けて、菜の花とヘアリーベッチを粉々に刈り取ります。結構豪快?

草を刈っていると、野鼠・モグラ・ミツバチ・てんとう虫・ツバメ・サギ・トンビ・カラス・キジ・たぬき・・・なんかが次々と登場します。そういえば先日、冬季湛水している田んぼにワンちゃんが入っていたのにはビックリした。いつもはカモがメインで泳いでいるんだが、まさか犬まで来るとは・・・

話がそれてしまいましたが、刈った後、飼料・米粉用米はすぐに、普通のお米は地上である程度乾燥させた後、トラクターで鋤き込むのですが、これがなかなか大変!

ゆっくり走るとトラクターのロータリー(後ろの爪が回転するやつね)に絡まるんです。

そのため、車速を上げて、主変速・副変速・PTO全て2(トラクターはヤンマーのRS27)で1500回転くらいで、すき込みます。

これで縦横1回ずつ走ると、大体草は見えなくなります。

車速を上げるのは現代農業に良く登場される岡山の菜の花農法で有名な方に教えていただいた方法ですが、こんな凄い方法をよくぞ発見されたもんだと感心します。まさに百姓ですね。

なかなか更新出来ませんでしたが、結局籾まきは、

4月23日に『ミズホチカラ』

5月9日に『亀の尾』と『滋賀羽二重もち』

5月15日に『朝日米』と『いのちの壱(龍の瞳)』と『次世代の夢』と『ハツシモ』と『豊コシヒカリ』を行いました。

現在、『ミズホチカラ』は3葉、『亀の尾』と『滋賀羽二重もち』は1葉、5月15日に蒔いた品種は、ちらほらと出芽してきたかな?という感じです。

4月28日・29日と、自走式草刈機で残った部分の草を刈り、5月1日の午前中に5枚の田んぼの畦塗りを行った後、午後からは、山口環境保全型農業推進研究会(正式名称ながっ!省略して環保研です。)という県内の有機農家さんの殆どの方が加盟している団体の役員会に出席しました。何やかんやで、だんだんと忙しくなってきましたよ!

そして、5月2日の朝から、今年2回目の種籾づくりをスタッフ4名と一緒に行いました。今回の品種は『亀の尾』『滋賀羽二重もち』『豊コシヒカリ』の6月16日頃から田植を行う予定の3品種です。

まずは、塩水選から、『滋賀羽二重もち』を1.08で行った後、塩を追加し、『亀の尾』と『豊コシヒカリ』を1.15で行いました。事前に風選をしているだけあって、どの品種も、僅かな量しか浮きませんでした。

その後、各品種60℃×10分間の温湯消毒を実施して、浸種に入りました。

oyu.jpg

午後からは、1名のスタッフと一緒に、5枚の田んぼの畦塗りを行いました。

今日作業した3品種の籾まきは、5月9日の午前中に行う予定です。

残った4品種『朝日米(旭米)』『いのちの壱(龍の瞳)』『次世代の夢』『ハツシモ』の浸種は、9日の午後に行います。

連日の晴天で、先日籾まきした『ミズホチカラ』の出芽が近づいてきましたよ。

滋賀羽二重もち出芽完了

5日前に籾蒔きした『ミズホチカラ』の出芽は、低温のため、5月に入ってからになりそうですが、家の中でテスト育苗している滋賀羽二重もちの出芽が完了しました。って、浸種と籾蒔きをした日を書いていませんでしたね。

滋賀羽二重もちの浸種は、塩水選・温湯消毒(60℃×10分)をした4月14日(水)に、催芽は20日(火)から、籾蒔きは21日(水)に行いましたので、籾蒔き後6日目に出芽したことになります。やっぱり家の中の出窓で育苗すると、かなりの時間短縮になりますね。

24日(土)から第1回目の畦草刈りを開始しました。今年からは、協力な助っ人『梅ちゃん』の登場&抜群の機動性を誇る『SP850A』という4WDの畦草刈機の導入により、1週間もあれば、約4町の草刈り全てが楽々終わりそうな雰囲気です。

今のところ、5月2日(日)に『亀の尾』『滋賀羽二重もち』『豊コシヒカリ』の塩水選・温湯消毒・浸種を、5月9日(日)に、2日に浸種した品種の籾蒔き(180枚)と、『朝日米(旭米)』『いのちの壱(龍の瞳)』『次世代の夢』『ハツシモ』の塩水選・温湯消毒・浸種を、5月15日(土)に、9日に浸種した品種の籾蒔き(186枚)を行う予定です。

それにしても、寒い日が続きますね。

朝9時からメンバー4人と一緒に、今年1回目の籾まきを行いました。

まずは、ポット苗専用の播種機を使い、苗を作っていきます。


さすがは機械。精度良く、種籾をまいてくれています。

無肥料の土を使っているので、出てきた苗箱を重ねつつ、魚粉の液肥をかけてやります。

10時に蒔き始めて、13時に飼料&米粉用米『ミズホチカラ』の種もみ684枚を無事、蒔き終わりました。

お弁当を食べた後、もう一人メンバーが加わり、5人体制で、苗代に苗箱を並べて行きました。

今年の苗床は、幅2.0メートル×長さ25メートルで、根切りネットには、ダイオ化成さんの暴風ネットの2ミリ目『商品名ダイオネット』(品番130)のものを使ってみました。幅は2.0メートルで、真ん中に1本ほど線が入っています。又、苗箱の上には、スズメに種籾を食べられるのを防止するため、同じくダイオ化成さんの防虫ネットの2ミリ目『商品名ダイオサンシャイン』(品番9010)を使用してみます。

まずは、動力均平機(クイックレベラー)で、苗床の上を平らにしていきます。

次に、根切りネットを敷き、均ちゃんという名前のトンボで、土と根切りネットをなじませます。



次に、苗箱を6枚ずつ並べていきます。この時、田んぼに足を取られながら、苗箱を運ぶのが結構重労働です。皆、最初は元気が良いのですが、次第に足取りが重くなり、夕方には、フラフラしていました。



並べ終わったら、コンパネの上に乗り、苗箱と苗床を密着させます。

次にスズメに種籾を食べられるのを防ぐため、防虫ネットを敷き、風で飛ばないように、キャンプとかで良く使用するべグを一定間隔に打ち込ます。

最後に水口をあけて、苗箱全体を水没させ、水分を含ませた後、水尻から一気に水を抜いて終わりです。なんやかんやで、結局家に帰ったのは夜の10時頃でしたが、無事、予定していた『ミズホチカラ684枚』の籾蒔きが終了しました。スタッフの皆さん、きっと明日は筋肉痛だと思いますので、ゆっくりと休んでくださいね。お疲れ様でした!