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豊コシヒカリ

豊コシヒカリ


yutaka.jpg豊コシヒカリ
この品種、昔、雑誌「現代農業」に良く出ていらっしゃった、への字稲作で有名な、故井原豊(いはらゆたか)さんが、コシヒカリの中から、欠点である倒伏性を改善して、出穂期を通常のコシヒカリより7日〜10日程度遅らせるために、個体選抜を18年間続行して探り当てられた品種です。

去年、私が作ったお米の中で、知人や家族の評価が一番高かった品種です。食味計4台による平均点でも、他で買ったお米を含め、ダントツの1番でした。

最近、お米屋さんで、『豊コシヒカリ』の事を、単なる偽物コシヒカリと言う人も少なく無いそうです。こんなに美味しいお米なのに、きっと食べた事もないのに、知ったかぶっているだけなんでしょうね。こんな素晴らしい品種を、その辺のコシヒカリと同等に見て戴きたくはありません。

ただ、豊コシヒカリは、品種登録されていない品種の為、イセヒカリ等と同じく、米穀の品種検査を受ける事は出来ません。よって、品種表示されて市場に出回る事はありません。

コシヒカリを植えている農家さんは、少し高いですが、京都の『のうけん』さんで、種籾を入手出来ますので、是非、飯米用に作ってみてくださいね。コシヒカリと同等の施肥で作れば、こかさない限り、おいしいお米が収穫出来ると思いますよ。ちなみに、どんな品種も、肥料をやりすぎるとこけてしまいます。そして、こけるほど出来すぎた稲は、とても不味く感じます。これは、全国共通です。

以下、品種の詳細情報です。


豊コシヒカリ (ユタカコシヒカリ)

●育成権者:品種登録されていないが、故井原豊氏の手によって選抜された品種である。  

●育成地: 兵庫県

●栽培特性・耐病性など:

コシヒカリの極良食味を失わず、倒伏しにくい。出穂期は、「コシヒカリ」と比べ5月上旬の早期栽培で3日、6月上旬で5日、6月下旬の普通期栽培では7日遅れる粳種である。耐倒伏性は試験地においては、「コシヒカリ」より稈長が25cm短く、ワラには柔軟性があり、挫折倒伏もなく"やや強"ではあるが、多肥ではわん曲倒伏がある。収量性は「コシヒカリ」より60〜120kg多収である。
紋枯病には強いが、イモチ病、白葉枯病には"やや弱"である。耐倒伏性には「コシヒカリ」と同じわん曲倒伏する形で多肥に耐えるが、早期の極端な施肥は倒伏を招くので留意する。出穂のバラつき、高温多照年は出穂の遅れが見られる。

●粒形・粒重・外観品質・収量性など:

玄米の見かけは、「コシヒカリ」と区別がつかないが、わずかに大粒傾向である。 腹白、心白の発生は過去皆無。アミロース含量が「コシヒカリ」より若干高めの傾向である。

●食味特性・加工適応性・酒造好適性など:

消費者多数による官能試験では総合的に「コシヒカリ」を上回る評価を得ている。登熟時期がコシヒカリより遅いのが好影響を与えていると思われる。

●適地・来歴・育成経過・作付面積など:

関東、北陸以西、九州、四国の「コシヒカリ」栽培地帯。
故井原豊氏が、コシヒカリの純系個体選抜を18年間続行して探り当てた品種である。




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